某友人Sになんかお題くれと言ったら「お題:黒タイツVSニーソ」と返ってきたのでバカというか激つまらんのを即興。


「そーいや、わたしは常々疑問に思っていたのだが」
「なんだ」
「黒タイツとサイハイソックスはどこがどう違うんだ?」
「……さあ?」
「色とか言ったらマチュピチュから突き落とすからな」
「人の話聞けよ」
「いいか、まずは外見からだ。黒タイツは僅かな隙間も見出せない、防寒にはもってこいだ」
「おーい」
「サイハイソックス。スカートとソックスの間には地肌を曝す隙間があり、これだけだと一見、タイツに負けていると思われる」
「もしもーし」
「だがしかし、その隙間こそが短所であり長所。自分のマイナスを逆に利用するとは抜け目のない奴! あるけど! 今うまいこと言った!」
「……」
「これだけだとサイハイの圧勝に思えるが、実は黒タイツも負けていない」
「(あ、予鈴鳴った)」
「そのすべすべ。白い服と肌に映えるコントラスト。脱がしたら意味がないと言わしめる存在感」
「先帰ってるからなー」
「わたしとしてはだ、甲乙つけがたい。このまま良きライバルであってほしいと願っている。
 ところで君はどっちがいいと思う?
 え、どっちも? え、両方つけた君が見たいと?
 冗談はやめてくれ。わたしなんかがつけても似合わないだろう。
 え、そんなことはないって? か、からかわれるのは嫌いなんだ。
 ……本気か? ……じゃあ放課後、見繕うから付き合ってくれないか?
 ……うん、そうか、ありがとう」
ホントに遅れるぞー
「……くすん」